人生はドラマではないがシーンは急に来る
短歌を昨年から始めてみたものの、そもそも短歌の良し悪しがわからない。ということで、歳が近い歌人の作品を読もうと思い立ち購入したエッセイ。僕は小説などの導入として作家のエッセイから入ることが多い。川端康成でも『美しい日本の私』から入ると読みやすい、と個人的には思ってる。次に歌集『水中で口笛』を読むために拝読。
村上春樹の『村上ラヂオ』しかり、小説自体あまり好きでなくとも作家は日常の切り取り方がめちゃくちゃうまい。『うたおばけ』もそんな本だった。好きな表現を一つ引用。歌集を読むのが楽しみだ。
一度もっつもっつの雪を見たら、もうそうとしか言えなくなる。オノマトペが降るのである。