本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして残していきます。
NETFLIXの有名な「自由と責任」文化。
社員に守るべきプロセスを与えれば、自らの判断力を働かせて考える機会を奪ってしまう。そうではなく自由を与えれば、質の高い判断ができるようになり、説明責任を果すようになる。
この文化を組織に導入するための重要なコンセプト、導入手順について書かれたビジネス書。
キーワードは
能力密度
率直なカルチャー
コントロールではなくコンテキスト
の4つだろう。
能力密度
業界最高の人材を集める。優秀でない人材が組織にいると、組織全体ひいては優秀な人材のパフォーマンスまで落ちてしまう。トップクラスの人材にとって最高な職場とは「才能豊かで協調性ある仲間と働ける場」。
率直なカルチャー
部下・上司関係なく、恒常的に建設的フィードバックを与える。大切なことは、上司が部下からのフィードバックに対して「正直に話してくれてありがとう」といった「帰属のシグナル」を頻繁に発すること。フィードバックに大切なことは、
フィードバックの4A
Aim to Assist(相手を助ける) – 相手を助けるという前向きな意図を持ってフィードバックを行う。
Actionable(行動変化) – フィードバックはそれを受けた相手がどう行動を変えるのかにフォーカスされたものにする。
Appreciate(感謝) – フィードバックに感謝を示す。
Accept or Discard(取捨選択) – 与えられたフィードバックを取捨選択する。
コントロールではなくコンテキスト
一から十まで支持する=コントロールではなく、達成したい目標や要望、意図=コンテキストを伝え後は優秀な人材に任せる。予算などの承認プロセスも廃止する。
これが実行可能かどうかは組織の能力密度次第。密度を保つため、NETFLIXでは能力が足りない人材をすぐに解雇する。
最後に、響いた言葉を一つ。
上司を喜ばせようとするな
会社にとって最善の行動をとれ
アナリストには耳が痛い。