日々の学び:安藤広大『数値化の鬼――「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』

久しぶりに書店を徘徊して、目についたので購入・拝読。

『イシューからはじめよ』よろしく、コンサル系のビジネス書。しかし、全体として行間が大きく、目次や小見出しもはっきりとしているので読みやすい本にしようという心配りがあり、すぐに(2時間前後)読み終えることができた。「数値化の鬼」と聞くと数字の話に終わりそうな感じだが、どちらかというと「要素分解の鬼」というべき内容。事象や課題をきちんと「要素分解」をした先に数値があり、追いかけるべきKPIがあるという話で、それらを踏まえたマネジメント方法の推奨も一貫したものがあり納得性があった。

印象的な文章をいくつか抜粋。

「じゃあ、次はどうするか?」が常にセットなのを忘れてはいけません。そこまでを考え切って初めて数字は意味を持ちます。

ホームランを打てば、その日の三振のことは観客の誰もが忘れてしまうように、大きな成功を生み出すと、それまでの失敗は誰も覚えていないものです。
だから、まずは誰よりも数をこなす。「行動量」を増やす。
PDCAの「D」を増やす。

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