ある知人からの紹介で拝読。『カラマーゾフの兄弟』は個人的2020年ベスト本と言っても過言ではなかったので、ドストエフスキーの著作として気になっていた『罪と罰』(まあカロリーが高い本なので読む気にはなっていないのだが)。『罪と罰』の最初と最後のページだけ読んで、どんな物語かを想像してキャッキャ座談会するのが本書のテーマだ。実際、小説内に現代のミステリーや小説内描写「あるある」みたいなことが多発するのだが、それをドストエフスキーが当時江戸時代〜明治時代ぐらいの時にやっているわけでとんでもない。巨匠と歴史的傑作たる所以なのだろう。
こういう読書会やってみたいかも、と思った。
もしかしたら、「読む」は「読まない」うちから、すでにはじまっているのかもしれない。