日々の学び:竹之内教博『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』

最近よく令和の虎チャンネルを見る。それをきっかけに本書を知り拝読。

事業というとビジネスの響きが強いが、スポーツも事業にも近い部分があるのでは、とうのが本書の感想。事業=戦略、売れる=勝てると置き換えれば、そのまま再解釈できるよう感じる。一部ではあるが、深く刺さった部分を紹介。

まず、事業を始めようとする多くの人が「自分が何を売りたいのか」を考えるところから始めます。実はそれがすでに大きな間違いなのです。 自分で事業を始めようとする人がまず考えなくてはいけないのは、「何を売りたいか」ではなく、「何が売れているか」なんです。

今、この世に存在しないビジネスというのは、それが誰も思いつかなかった新しいビジネスなのではなく、すでに誰かが始めて失敗し、淘汰されたビジネスであると、私は考えるからです。

『成功しているものを真似ること』をとても大切にしています。しかし、決して『真似できない成功』もあります。 それはブランド力での成功です。

ブランド力というものは、属人的な才能と置き換えることができると思う。例えば、サッカーで言えばメッシや、ラグビーコーチでいうところのトニー・ブラウンのような存在だ。

経営(マネジメント)についても学びがいくつもあった。マニュアル化と8割の頑張り。属人的な労働集約に頼っている組織は脆いのかもしれない。

仕事の流れを徹底的に見つめ直し、分解することで、仕事中の無駄な動きを減らし、売上の立つ動きを誰でもできるようにマニュアル化するのです。 それができれば、経営者がいなくても 8割を売り上げてくれるお店になるはずです。

10割全力で店舗を増やせないのだったら、店舗を増やさないか、10割を止めるかのどちらかしかありません。 多店舗経営者たちは 8割の道を選んでいたのです。注ぎ込む力も 8割なら、売上も 8割。そんな経営です。

経営者はスタッフの動きに関しては仕組みがちゃんと機能しているかどうかをチェックすればいいですし、働いている人は仕組み化、ルール化されていることをしっかりとやっていけばいいわけです。

最後に一つ。どんな経営者も人脈は大切だという。自分も日頃から丁寧な態度を心がけたい。

ビジネスをしていく上で人脈はとても大切です。どんな仕事も結局は人と人とのつながりで成り立っているからです。

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