今所属しているチームにインターンが入った際、読ませている本が三冊ある。『佐久間宣行のずるい仕事術』、『Google流資料作成術』、『数値化の鬼』である。安藤さんの新著が話題になっていたので拝読。
ルールを正しく取り扱う仕組みがないから、「理不尽なルール」と思われてしまうのです。仕組みの考えは、そうやって使われるべきです。過去に作られて形骸化したルールを、もっと大きな仕組みの枠組みによってアップデートしていく。
ステップ 1「責任と権限」を手に入れる
ステップ 2「危機感」を利用する
ステップ 3「比較と平等」に気をつける
ステップ 4「企業理念」を再認識する
ステップ 5「進行感」を感じる
仕組みや歯車と聞くと、昨今多い「なりたい自分」だとか「好きなことを仕事に」みたいな考えと真逆をいくような印象がある。しかし、本書は決してそういったネガティブな意味ではなく、極めて前向きな「歯車」を説明してくれる。人のやる気や姿勢を責めずに、その裏にある仕組みに疑問を持ち続け、アップデートし続けることの重要さがとてもよくわかった。最近、よく一人で働くことの限界を感じることが多いのだが、それに対する一つの答えをもらえたような気がした。
おすすめです。