日々の学び:近藤康太郎『アロハで漁師、はじめました』
前作が『おいしい資本主義』であるように、最終的に「資本主義」とは何か、という話と、『いのちの食べ方』に繋がるような、「生きる」とは?「食べる」とは?という二つの軸で話が進む。 すでに何匹かを自らの手で...
前作が『おいしい資本主義』であるように、最終的に「資本主義」とは何か、という話と、『いのちの食べ方』に繋がるような、「生きる」とは?「食べる」とは?という二つの軸で話が進む。 すでに何匹かを自らの手で...
攻殻機動隊しかり、どこまでが人でどこからがアンドロイドなのかっていう話は昔からある。この論争の切り口と終わり方が優しくて美しい。アンドロイドのクララがいつまでも一番純粋な「子供」であること、太陽という...
ここのところ、「私小説」や「エッセイ」への熱が再燃してきている。ヒップホップも好きなのだが、つまるところ他人の「自分語り」が好きなのかもしれない。 くどうれいんさんは短歌を勉強し始めたタイミングで、同...
ガルシア・マルケスが大好きなので「ラテンアメリカ」に少し読む範囲を広げるべく拝読。近いうちにバルガス・リョサの『緑の家』を読む予定。 ・著者紹介ホセ・エミリオ・パチェーコ : 1939年生まれ。メキシ...
文學界の特集を経て『苦役列車』を読んでから西村賢太がマイブームになっている。初の長編ということで拝読。 主人公はいつもの北町貫多なのだが、今回は作中に田中英光と藤澤清造との出会いが出てくる。西村が田中...
2月に急逝した西村賢太の本を読み、文學界を読み、藤澤清造に行きついて拝読。貧困・卑屈な内省・悪態と西村賢太の小説を古い言い回しで読んでいるような小説であった。没後弟子を名乗っていたことがよくわかるぐら...
我思う故に我あり デカルトの本を読んでいなくてもこの言葉を知っている人がほとんどだと思う。自分の存在、神の存在は自分の内側にあり、それを否定できない以上自分と神は存在しているという意味。この考え方の裏...
日本、あるいは日本人が病んだ、病気をした、それをもっとも大きいスケールで見るならば、それはこの二十世紀において、どういう病気だったでしょうか?私は、それが太平洋戦争においての帝国主義の膨張だったと思い...
本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。 文學界で紹介されていたので拝読。 アンチ・物語論というか、パロディ・ミステリーというか、作品自体はミステリーで...
本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。 高校時代の国語授業で『夢十夜』を取り扱ったことを思い出し拝読。 なにかが起こりそうでひたすら何も起きない、とい...